Dancing in the Rain

Life is not about waiting for the storm to pass but about learning how to dance in the Rain.

国際私法

(14)単位法律関係③法定債権(1)

第1節:不法行為 (1)総説 法例11条は、不法行為地法主義を採用。新たな類型の国際的不法行為に関して適切な準拠法を選択しない、偶然に決まる不法行為地が連結点として必ずしも適切ではないという点から批判。これに対する学説の主張は、①個別的不法行…

(13)単位法律関係②契約(2)

第4節:準拠法の事後的変更 法例には明確な規定がなかったが、通則法は、当事者が契約準拠法を事後的に変更することを正面から認める(9条)遡及効については当事者の意思解釈による。ただし、第三者の権利を害することになる場合は、その変更を第三者に対…

(12)単位法律関係②契約(1)

第1節:総説 (1)沿革:19世紀、民法における契約自由の原則が国際私法にも影響、準拠法選択に関し、当事者自治の原則。当初は、権利義務関係の創設には当事者の意思によれば十分なのであって、国家法は要しないとする立場もあったが、現代では、準拠法…

国際私法【目次】

「国際」とつくからといって興味本位でとると痛い目を見る科目。国際私法は今や国内法で、抵触法とか呼んだ方がいいのかもしれない。難解な用語と精緻な理論構成で、好きな人は刑法総論みたく割と好きかもしれないけれど、そういうのを受け付けない人には無…

(11)単位法律関係①自然人・法人

第1節:自然人 1)総説 通則法上の規定は、行為能力(4条)、後見開始審判等と失踪宣告(5条・6条) 権利能力の準拠法は、4条ではないが、条理または同条類推適用説がある。ただし、これは、例えば相続など他の単位法律関係と密接不可分なことがあるた…

(10)反致

第1節:意義及び種類 (1)国際私法の国際的不統一 国際私法は各国の立法に委ねられ、相互に内容の異なる各国の国内法として存在。その結果、同一の法律関係について、国ごとに指定される準拠法が異なるという事態が生じる。これには、①同一の法律関係につ…

(9)国際的な強行法規

⒈定義 ⑴問題の所在 ブラジルからコーヒー豆を輸入する契約 オランダ法を準拠法とする管轄条項 日本はブラジルに経済制裁 同国との契約を無効とする法律 通則法7条により、契約の準拠法はオランダ法→契約の成立及び効力の問題一般に適用=日本の強行法規が適…

(8)外国法の適用・適用排除

(1)外国法の適用 外国法事実説 外国法法律説ー①外国法編入説、②狭義の外国法法律説(通説) 外国法も準拠法としての資格において国内法となんら差異はない。その資格の根拠は抵触規則が外国法に適用の根拠を与えるから。 憲法との関係:内国法に変質する…

(7)連結点

第1節:連結点の確定 抵触規則は単位法律関係について、連結点を用いて、準拠法を指定する。 連結点の確定は、弁論主義によるべきか、それとも裁判所が職権で探知するべきか 弁論主義によるとするのが多数説=訴訟手続とは、要件事実に該当する事実を確定し…

(6)法律関係の性質決定

第1節:意義 抵触規則のうち指定概念の内容を解釈・確定し、問題となっている法 律関係の法的性質を決定して、その指定概念に含まれるかどうかを決めること。 ex.Aの財産を妻と子供は相続できるか→通則法36条「相続」概念に含まれる 成年擬制→25条の「婚姻の…

(5)外国判決の承認・執行

第1節:総説 (1)準拠法選択との関係 外国で発生した出来事をわが国において法的に評価するには準拠法選択と外国判決の承認という方法がある。準拠法選択は、外国判決がなされる前の段階で、実体法上の問題について、複数ある外国の法(準則)から適用す…

(4)国際裁判管轄③

⑦併合管轄:単独提訴によっては管轄権が認められない請求について、別の請求と併合して提訴された場合に一定の要件のもとで管轄権を認める。 第三条の六 一の訴えで数個の請求をする場合において、日本の裁判所が一の請求について管轄権を有し、他の請求につ…

(3)国際裁判管轄②

(2)事件類型ごとの管轄:準拠法と異なり、複数国に認められても構わず、原告が提訴する国を選べるというのはわが国を含めた国際的な通説。3条の3以下では特定の事件類型ごとに特定の内容の訴えに限って管轄権が認められる。これは、当該事件類型が法廷…

(2)国際裁判管轄①

第1節:総説 (1)民事裁判権に対する各種の制約 ①主権免除(国際法上の制約) ②自発的な制限(ほとんど関係のない事案を扱うことは無益) (2)総論 国内土地管轄は一国内のいずれの管轄区域へ事件を配分するかという問題に過ぎないが、国際裁判管轄は、…

(1)国際私法の意義

⒈意義 国際私法:渉外的法律関係から生じる実体法上及び手続法上の特別の問題を規律する法規範の総体 渉外性:法律関係を構成するいずれかの要素が外国との関連を有すること 純粋の国内的法律関係との相違 ①国際裁判管轄:いずれの国の裁判所が管轄権を有す…