Dancing in the Rain

Life is not about waiting for the storm to pass but about learning how to dance in the Rain.

MENU

国際法

【メモ】米国のイラン軍司令官殺害の合法性(国際法上の自衛権)

トランプ米大統領のソレイマニ・イラン軍司令官殺害について主に国際法の観点からざっくりまとめてみました。写真は、アメリカ・ニューヨークのセントラル・パーク。こういう日常に潜むちょっとした光と影を発見するとなんだかワクワクしますね。 ※2020…

米国大統領の軍事力行使権限

米国の国外における軍事行動の合法性について米国内法(特に合衆国憲法との関係)の観点から考えてみたいと思います。写真はアメリカのとある大学にあるチャペルです。知ってる人は、知っている、知らない人は、覚えてね(多分このネタは関西人しか通じない…

【メモ】米国等によるシリアに対するミサイル攻撃の法的評価

2018年の米国のシリアの化学兵器関連施設に対するミサイル攻撃について国際法の観点からざっくりまとめてみました。 事実と経過 主な論点 考察 既存の国際法の枠組み 合法化の試み (1)議論の前提:米国の攻撃を違法と評価することの法的含意 (2)あ…

国際法の教科書、判例集、演習本

大学時代約2年ほど国際法を勉強していた時のおすすめの基本書等ををまとめておきます。とりあえずザーッと書いたので折を見て全体的に補充します。(2017年8月) 2020年1月、見直しました。流石に3年も経てば版を重ねるものもありますね。今から…

(36)国際法上の自衛権

国際法上の自衛権とそれに付随する議論(集団的自衛権、非国家主体に対する自衛権)についてです。これとは別に米国内での議論というのもありますが、長くなるのでまた別の機会に。写真はイラン・テヘランのアザディ・タワー。テヘラン市内唯一の見所と言っ…

【国際法判例】中国人慰安婦損害賠償請求事件(西松建設事件)

最高裁第一小法廷 判決 2007年4月27日 事実と経過 判決要旨 論点 サンフランンシスコ平和条約における請求権放棄の意味 日中共同声明における放棄 参考 関連記事 事実と経過 中華人民共和国の国民である被告2人は、第二次世界大戦当時、中国において…

(3)国際法の法源 II 法の一般原則と実質的法源

国際法の法源その2、形式的法源の法の一般原則と実質的法源についてです。写真はスペイン・バルセロナのサンツ駅。吹き抜けから差し込む暖かな日差しと植物園みたいに緑に溢れた構内が印象的。 形式的法源 II 法の一般原則 (1)意義 (2)法源上の地位 …

(18)海洋法 II  国際海峡・大陸棚・排他的経済水域

海洋法その2です。国際海峡における強化された無害通航権と通過通航権、大陸棚と排他的経済水域(EEZ)制度についてまとめました。写真はスペインのセビージャ。セビーリャなのかセビリアなのか悩ましいアンダルシア州の州都。 国際海峡 強化された無害通航…

(15)国家領域 II 領域取得権原

国家領域その2、領域取得権限の原始取得と承継取得についてまとめました。写真はグアテマラ の自称世界一美しいアテイトラン湖。誰が言い出したのか、どこらへんが世界一なのかよくわかりません。 国家領域の取得 領域権限の意義と類型 原始取得 (1)先占…

(14)国家領域 I 領域主権と国家の構成

国家領域について、今回は領域主権及び国家領域の構成についてまとめました。領土取得権限及び領土紛争解決ついては第二部・第三部でまとめています。写真は、アメリカ・ニューメキシコ州のホワイト・サンズ。雪とは違うんだということを写真で表現するには…

【国際法判例】在テヘラン米国大使館人質事件 本案判決

米国 v. イラン 国際司法裁判所(ICJ) 本案判決 1980年5月24日 経緯(仮保全措置命令以降) 判決要旨 ICJと安保理の同時係属について 管轄権の基礎 国家責任の有無:義務違反行為のイラン政府への帰属 責任阻却事由の有無 論点 関連記事 経緯(仮保…

【国際法判例】在テヘラン米国大使館人質事件 仮保全措置命令

事実と経過 命令要旨 提訴後の経過 関連記事 米国 v. イラン 国際司法裁判所(ICJ) 仮保全措置命令 1979年12月15日 事実と経過 1979年のイラン革命によりホメイニ政権が誕生し、国王(シャー)は国外脱出、米国は病気療養のために国王を受け入…

(40)人民の自決権 II

人民の自決権についてのまとめです。大学のゼミで発表した時のものをベースにしています。当時はちょうどロシアがクリミアを併合した頃でした。写真は、ラオスのビエンチャン。フランス仕込みのパンが美味しい。植民地支配の功罪について考えさせられます。 …

(39)人民の自決権 I

人民の自決権についてのまとめです。大学のゼミで発表した時のものをベースにしています。当時はちょうどロシアがクリミアを併合した頃でした。写真はアメリカ・ジョージア州のアトランタ。古き良き南部という感じはもはやないかも知れませんが。 自決権の意…

国際法【目次】

国際法は一通りアップし終えたので、以下、目次を作成しました。 このブログに書いたのは自分のまとめ用です。したがってメモ書き程度だと思ってください。ただ復習用に網羅的にはなっています。 試験前に見直すにはいいかもしれないです。本当は、大学の授…

(38)武力紛争法 II 戦闘手段及び方法の規制と武力紛争の犠牲者の保護

武力紛争法その2です。戦闘手段及び方法の規制や戦争犠牲者の保護など具体的な交戦規定についてまとめています。写真はパレスチナのベツレヘム。キリスト生誕の地ですが今やすっかりムスリムの街となっているのが歴史の妙。 武力行使の手段と方法の規制 戦…

(37)武力紛争法 I 戦時国際法と国際人道法の概念

武力紛争法その1です。紛らわしい概念である戦時国際法ないし武力紛争法と国際人道法、それから国際人権法の相違、またジュネーブ法とハーグ法の概念など総論的なところをまとめています。写真はポーランドのクラクフ。ポーランドと言えばショパン、ショパ…

(35)国際安全保障 集団安全保障と安保理決議

国際安全保障その1です。勢力均衡から集団安全保障体制へと向かう国際政治的な部分と、武力不行使原則と国連(特に安保理)における集団安全保障システム、さらには国連平和維持活動(PKO)についてまとめています。写真は、マレーシアのクアラルンプール。…

(34)国際紛争の平和的解決 III 国際司法裁判所

国際紛争の平和的解決その3です。国際司法裁判所制度についてまとめました。管轄権、先決的抗弁、仮保全措置、勧告的意見など国際法判例を読む上で欠かせないタームを扱っています。写真はリトアニアのヴィリニュスから。バルト三国随一のドラクエ感。 国際…

(33)国際紛争の平和的解決 II 安保理・WTOの紛争解決と仲裁裁判制度

国際紛争の平和的解決その2です。国際機構による紛争解決システムとして安保理及びWTOを取り上げました。また、仲裁裁判制度についてもまとめています。写真は、ベトナムのホーチミンから。驚くほどこの街が記憶に残っていないのは、単なるフォー嫌いだから…

(32)国際紛争の平和的解決 I 国連憲章上の武力不行使原則と非裁判手続

国際紛争の平和的解決その1です。戦争の違法化に至る近代国際法の発展、国連憲章上の武力不行使原則、それから具体的な紛争解決方法としての非裁判手続についてまとめました。国際仲裁及び司法裁判制度については次回、次々回で扱います。写真はスウェーデ…

(31)国家責任法 III 外交的保護権と救済

国家責任法その3です。国際違法行為に対する救済のための外交的保護権と賠償などの具体的救済方法についてまとめました。写真はフィンランドの古都トゥルクから。こういうあまり観光地化されていないヨーロッパの小さな古い街の方が意外に記憶に残っている…

(30)国家責任法 II 国際違法行為と違法性阻却事由

国家責任法その2、国際違法行為(特に行為の国家帰属基準)と違法性阻却事由についてのまとめです。写真はヨルダンのペトラ遺跡。実際は張りぼてみたいに外観だけですがそれでもやっぱり歴史の重みを感じます。 国際違法行為の成立 行為の国家への帰属ー主…

(29)国家責任法 I 国家責任条文

国家責任法その1、国家責任条文について概論的にまとめています。写真はトルコのアマスラ。ケバブ三昧のトルコですが、ここでは新鮮な黒海のアンチョビを堪能できます。エフェス・ビールと一緒に。 国家責任法とは 法典化 国家の国際犯罪 国家責任発生の根…

(28)国際機構 国際機関の組織構造と意思決定

国際機構の組織構造と意思決定についてまとめました。内容的には国連にフォーカスしたものになっています。写真はトルコのイスタンブル。あまり人の写真は撮らないけれど、なんだかほっこりする家族だったのでふと後ろ姿だけ。 国際機構の概念 国際機構の発…

(27)国際人権法 国際人権規約と人権保障制度

国際人権法について、世界人権宣言及び国際人権規約を中心に、制度的発展と具体的な人権保障システムについてまとめました。写真はチェコ・プラハのカレル橋。曇り空の早朝にはモノクロがしっくりくるような。 人権の国際的保障の発展 国際人権規約における…

(26)国際刑事法 個人の国際犯罪

個人の国際犯罪と国際刑事裁判所(ICC)についてざっくりとまとめました(以前、国際法上の個人 III とラベリングしていたもの。)。写真は、パナマのパナマシティー。運河で潤うこの街は他の中米諸国とは少し違うリッチ感が漂います。 個人の国際犯罪 国際…

(25)国際法における個人 II 犯罪人引き渡し

国際法における個人に無理やり押し込んだ感がありますが、犯罪人の引き渡しについてまとめました。写真はタイのチェンライから。地獄を表しているのだと思います(イメージ) 犯罪人の引渡し extradition 引き渡しの基本原則 (1)双方可罰の原則 principle…

(24)国際法における個人 I 国籍と外国人の地位

国際法における個人、まずは国籍と外国人の地位についてです。国有化と今セッション契約についてもまとめています。写真はオランダ・アムステルダムから。個人的にはヴェニスよりもお気に入りの運河の街。 国籍 国籍付与の基本原則 国籍の取得 国籍の喪失 国…

(23)外交・領事関係法 II 領事関係条約・国家元首の特権免除

外交・領事関係法その2、領事関係条約と国家元首等の特権免除についてまとめました。写真はエジプト・カイロのアズハル学院。世界史の教科書にも出てくる世界最古の大学の一つ。 領事制度の発展 領事関係の開設と領事機関の設置 領事の任務 領事特権 (1)…