Dancing in the Rain

Life is not about waiting for the storm to pass but about learning how to dance in the Rain.

MENU

【国際法判例】リギタン島・シパダン島に対する主権事件

インドネシア v. マレーシア 国際司法裁判所(ICJ) 判決 2002年12月17日 事実と経過 判決要旨 1891年の英蘭条約4条の解釈 マレーシアの権原承継 実効的支配(effectivites) の問題 考慮すべき要素 具体的検討 関連記事 事実と経過 マレーシア…

(3)国際法の法源 II 法の一般原則と実質的法源

国際法の法源その2、形式的法源の法の一般原則と実質的法源についてです。写真はスペイン・バルセロナのサンツ駅。吹き抜けから差し込む暖かな日差しと植物園みたいに緑に溢れた構内が印象的。 形式的法源 II 法の一般原則 (1)意義 (2)法源上の地位 …

(18)海洋法 II  国際海峡・大陸棚・排他的経済水域

海洋法その2です。国際海峡における強化された無害通航権と通過通航権、大陸棚と排他的経済水域(EEZ)制度についてまとめました。写真はスペインのセビージャ。セビーリャなのかセビリアなのか悩ましいアンダルシア州の州都。 国際海峡 強化された無害通航…

(14)単位法律関係③法定債権(1)

第1節:不法行為 (1)総説 法例11条は、不法行為地法主義を採用。新たな類型の国際的不法行為に関して適切な準拠法を選択しない、偶然に決まる不法行為地が連結点として必ずしも適切ではないという点から批判。これに対する学説の主張は、①個別的不法行…

(15)国家領域 II 領域取得権原

国家領域その2、領域取得権限の原始取得と承継取得についてまとめました。写真はグアテマラ の自称世界一美しいアテイトラン湖。誰が言い出したのか、どこらへんが世界一なのかよくわかりません。 国家領域の取得 領域権限の意義と類型 原始取得 (1)先占…

(14)国家領域 I 領域主権と国家の構成

国家領域について、今回は領域主権及び国家領域の構成についてまとめました。領土取得権限及び領土紛争解決ついては第二部・第三部でまとめています。写真は、アメリカ・ニューメキシコ州のホワイト・サンズ。雪とは違うんだということを写真で表現するには…

【国際法判例】在テヘラン米国大使館人質事件 本案判決

米国 v. イラン 国際司法裁判所(ICJ) 本案判決 1980年5月24日 経緯(仮保全措置命令以降) 判決要旨 ICJと安保理の同時係属について 管轄権の基礎 国家責任の有無:義務違反行為のイラン政府への帰属 責任阻却事由の有無 論点 関連記事 経緯(仮保…

(13)単位法律関係②契約(2)

第4節:準拠法の事後的変更 法例には明確な規定がなかったが、通則法は、当事者が契約準拠法を事後的に変更することを正面から認める(9条)遡及効については当事者の意思解釈による。ただし、第三者の権利を害することになる場合は、その変更を第三者に対…

(12)単位法律関係②契約(1)

第1節:総説 (1)沿革:19世紀、民法における契約自由の原則が国際私法にも影響、準拠法選択に関し、当事者自治の原則。当初は、権利義務関係の創設には当事者の意思によれば十分なのであって、国家法は要しないとする立場もあったが、現代では、準拠法…

国際私法【目次】

「国際」とつくからといって興味本位でとると痛い目を見る科目。国際私法は今や国内法で、抵触法とか呼んだ方がいいのかもしれない。難解な用語と精緻な理論構成で、好きな人は刑法総論みたく割と好きかもしれないけれど、そういうのを受け付けない人には無…

行政法【目次】

行政法は隅から隅までまとめたわけではなくて、完全に自分の頭の中の整理用。 特に記述問題ではなく択一対策。大学の授業もほとんど出ていなかったし、試験の時の論述の点数もひどいものだった。ここにはアップしきれていないのか、どうも項目が少ないように…

【国際法判例】在テヘラン米国大使館人質事件 仮保全措置命令

事実と経過 命令要旨 提訴後の経過 関連記事 米国 v. イラン 国際司法裁判所(ICJ) 仮保全措置命令 1979年12月15日 事実と経過 1979年のイラン革命によりホメイニ政権が誕生し、国王(シャー)は国外脱出、米国は病気療養のために国王を受け入…

(11)単位法律関係①自然人・法人

第1節:自然人 1)総説 通則法上の規定は、行為能力(4条)、後見開始審判等と失踪宣告(5条・6条) 権利能力の準拠法は、4条ではないが、条理または同条類推適用説がある。ただし、これは、例えば相続など他の単位法律関係と密接不可分なことがあるた…

(10)反致

第1節:意義及び種類 (1)国際私法の国際的不統一 国際私法は各国の立法に委ねられ、相互に内容の異なる各国の国内法として存在。その結果、同一の法律関係について、国ごとに指定される準拠法が異なるという事態が生じる。これには、①同一の法律関係につ…

(9)国際的な強行法規

定義 問題の所在 ブラジルからコーヒー豆を輸入する契約 オランダ法を準拠法とする管轄条項 日本はブラジルに経済制裁 同国との契約を無効とする法律 通則法7条により、契約の準拠法はオランダ法→契約の成立及び効力の問題一般に適用=日本の強行法規が適用…

(8)外国法の適用・適用排除

(1)外国法の適用 外国法事実説 外国法法律説ー①外国法編入説、②狭義の外国法法律説(通説) 外国法も準拠法としての資格において国内法となんら差異はない。その資格の根拠は抵触規則が外国法に適用の根拠を与えるから。 憲法との関係:内国法に変質する…

労働法【目次】

完全に国家公務員試験の択一用です。たぶん過不足なく書けていると思います。学部の試験は受けていないので記述はあっさりめ。理解も深くないです。加えて2015年度以降の法改正についても全くフォローしていないです。 目次 (1)労働契約 (2)解雇 …

(7)連結点

第1節:連結点の確定 抵触規則は単位法律関係について、連結点を用いて、準拠法を指定する。 連結点の確定は、弁論主義によるべきか、それとも裁判所が職権で探知するべきか 弁論主義によるとするのが多数説=訴訟手続とは、要件事実に該当する事実を確定し…

(6)法律関係の性質決定

第1節:意義 抵触規則のうち指定概念の内容を解釈・確定し、問題となっている法 律関係の法的性質を決定して、その指定概念に含まれるかどうかを決めること。 ex.Aの財産を妻と子供は相続できるか→通則法36条「相続」概念に含まれる 成年擬制→25条の「婚姻の…

(5)外国判決の承認・執行

総説 準拠法選択との関係 外国判決承認制度の根拠 基礎理論 承認要件 承認適格性 具体的要件 間接管轄(1号) 訴訟手続開始文書の送達(2号) 公序(3号) 相互の保証(4号) 総説 準拠法選択との関係 外国で発生した出来事をわが国において法的に評価す…

【国際法判例】ケベック分離独立事件

※厳密には国際判例ではなく、カナダ連邦最高裁判所の法的見解であるが、人民の自決権に関するリーディング・ケースとして国際法上議論されることが多い。 事実と経過 意見要旨 憲法における一方的分離独立の地位 国際法における一方的分離独立の地位 国内法…

(41)難民の地位

国家の庇護権と難民条約上の難民の地位についてまとめました。広義には国際人権法の一部と言えるかもしれません。写真はカナダのオタワ。マイナス30度の世界でしたが、氷点下ってある一定限度を超えたらどれも同じような、そんな気がしました。 庇護制度の…

(40)人民の自決権 II

人民の自決権についてのまとめです。大学のゼミで発表した時のものをベースにしています。当時はちょうどロシアがクリミアを併合した頃でした。写真は、ラオスのビエンチャン。フランス仕込みのパンが美味しい。植民地支配の功罪について考えさせられます。 …

(39)人民の自決権 I

人民の自決権についてのまとめです。大学のゼミで発表した時のものをベースにしています。当時はちょうどロシアがクリミアを併合した頃でした。写真はアメリカ・ジョージア州のアトランタ。古き良き南部という感じはもはやないかも知れませんが。 自決権の意…

(4)国際裁判管轄③

⑦併合管轄:単独提訴によっては管轄権が認められない請求について、別の請求と併合して提訴された場合に一定の要件のもとで管轄権を認める。 第三条の六 一の訴えで数個の請求をする場合において、日本の裁判所が一の請求について管轄権を有し、他の請求につ…

(3)国際裁判管轄②

(2)事件類型ごとの管轄 準拠法と異なり、複数国に認められても構わず、原告が提訴する国を選べるというのはわが国を含めた国際的な通説。3条の3以下では特定の事件類型ごとに特定の内容の訴えに限って管轄権が認められる。これは、当該事件類型が法廷地…

(2)国際裁判管轄①

第1節:総説 (1)民事裁判権に対する各種の制約 ①主権免除(国際法上の制約) ②自発的な制限(ほとんど関係のない事案を扱うことは無益) (2)総論 国内土地管轄は一国内のいずれの管轄区域へ事件を配分するかという問題に過ぎないが、国際裁判管轄は、…

(1)国際私法の意義

意義 性質 国際私法の基本理念 法源 意義 国際私法:渉外的法律関係から生じる実体法上及び手続法上の特別の問題を規律する法規範の総体 渉外性:法律関係を構成するいずれかの要素が外国との関連を有すること 純粋の国内的法律関係との相違 ①国際裁判管轄:…

国際法【目次】

国際法は一通りアップし終えたので、以下、目次を作成しました。 このブログに書いたのは自分のまとめ用です。したがってメモ書き程度だと思ってください。ただ復習用に網羅的にはなっています。 試験前に見直すにはいいかもしれないです。本当は、大学の授…

(38)武力紛争法 II 戦闘手段及び方法の規制と武力紛争の犠牲者の保護

武力紛争法その2です。戦闘手段及び方法の規制や戦争犠牲者の保護など具体的な交戦規定についてまとめています。写真はパレスチナのベツレヘム。キリスト生誕の地ですが今やすっかりムスリムの街となっているのが歴史の妙。 武力行使の手段と方法の規制 戦…